マーメイドブーツ世界背景

大航海時代のカリブ海近郊をモデルとしている。 西の諸島をまとめる連合王国は、大国東の国の襲来に備え武装状態にあった。東の国は2015年に公開された前作「Oz♀4♂3」の拠点となった「東の国」と同一の国家であり、全世界において最も勢力の強い国でもあった。前作「Oz♀4♂3」では東西南北全ての国を統合した連合国家が成立するその時を描かれたものだったが、今回の「マーメイドブーツ」はその5年前をベースにつくられている。舞台となる西の国はのちに東の国に併合されることになるが、今回の物語ではその併合される過程が描かれる模様となっている。西の国の人々は航海を楽しみ明るく穏やかな性質を持っており、貿易を得意としている。だが、海賊や遭難が多発することから治安は充分とは言えず、温暖な土地柄テクノロジーの進化には無縁ともされている。人魚伝説が語り継がれているものの、実際に人魚を目撃したという証言は稀であり、多くの人々は神話として忘れ去っているのが現状である。

東の国は温和な西の国へ武力行使に乗り出し、今まさに領土接収を成そうとしている。西の国の首脳陣は東の国に対して投降し恭順を示すか、または徹底抗戦を図るかの二択に迫られている。


人魚伝説

人魚についてはこの世界においても存在が不確かである。しかし物語のなかに確かに存在する人魚についてはその生態に触れる必要がある。

人魚は人の近づけない海の底を生活の拠点としており、長寿である。個体のなかには5000年を生きる者が存在し、その者は海の王と呼ばれている。人魚はメスのみが確認されている。海底世界において最も長寿な人魚の一族が王族とされ、その姉妹は全て海の姫として他の人魚から尊ばれている。人魚の寿命は数千年とされており、その個体数は非常に少数である。幼少期はエラ呼吸を行い海洋を生活拠点としているが、肺が成長すると陸上でも呼吸が可能となる。やがて数十年を生きると、人魚は人間の姿に成長する。人間の姿になった人魚は人間と同じように陸上で生活できるようになるが、長く陸上で生活を送ると寿命は短くなり、人間と変わらず老化する。人間の姿になっても海洋生活に支障はなく、むしろ長寿を保つには永く海洋で生活を送ることを必要とされる。人魚は泳ぎが達者であるが、人間の姿に成長するとその力は衰える。その代わりとして人間に紛れ、人間社会に属することが可能になる。

人魚の肉を食べると不老不死が約束されるという伝承が人間界に出回っているため、人魚は人間の前に姿をあらわすことを嫌う。ただ、数名の権力者は人魚の存在を認知しており、人魚は討伐の対象となった過去から、居住を許す代わりに人間に恭順を示すよう確約を取り決められている。人魚は必要時に要請され、船の難破を手伝う。したがって人魚は人間社会の暗部として立ち回り、暗殺業を行うことを義務付けられており、人魚の王族はこれを一身に請け負う立場がある。王族の人魚はこの勤めを人魚の定めとして代々子孫に語り継いでいる。

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